アイム・ノット・シリアルキラーの作品情報・感想・評価

アイム・ノット・シリアルキラー2016年製作の映画)

I Am Not a Serial Killer

上映日:2017年06月10日

製作国:

上映時間:86分

3.3

あらすじ

アメリカ中西部の町、葬儀屋の16歳の息子・ジョン。その影響からか、死体や殺人に異常な関心を示す彼は、ソシオパス<社会病質者>と診断される。ある日、町で 謎の連続殺人事件が発生。ジョンが目にした死体は、無惨に切り裂かれ、内臓の一部が持ち去られていた。猟奇殺人鬼が近くに潜んでいることを実感した彼は、その存 在に強く惹かれていくあまり、自ら周囲の調査を始め偶然にも殺人現場を目撃してし…

アメリカ中西部の町、葬儀屋の16歳の息子・ジョン。その影響からか、死体や殺人に異常な関心を示す彼は、ソシオパス<社会病質者>と診断される。ある日、町で 謎の連続殺人事件が発生。ジョンが目にした死体は、無惨に切り裂かれ、内臓の一部が持ち去られていた。猟奇殺人鬼が近くに潜んでいることを実感した彼は、その存 在に強く惹かれていくあまり、自ら周囲の調査を始め偶然にも殺人現場を目撃してしまう。なんと、隣人の老人がシリアルキラーだったのだ!!自身の奥底に眠る衝動 的な行動を必死に抑えながら、自分の手でこのシリアルキラーを阻止しなければならないと覚悟を決める。凍てつく雪に覆われた町で、追いつ追われつの予測不能な死 闘が始まる。

「アイム・ノット・シリアルキラー」に投稿された感想・評価

細野

細野の感想・評価

2.3
良質なサスペンスに違いない。
と、何故か自信たっぷりに鑑賞したんですが、
オチにビックリ。。。
とんでもないラスト。
mash1966

mash1966の感想・評価

3.0
淡々と進め過ぎるのが難と思っていた監督に、この題材(原作)があってたのだろうか?
とびっきりのホラー映画を期待していた人には、優しいホラーかもしれない。あと2回くらいうわってなるシーンがあればさらに良かった。
ポスター見て勝手にサスペンススリラーやと思ってたからオチでポカーン。ホラーやったんやね。
電話のシーンがいっちゃん怖かった。

本編とは直接関係ないけど、初めて行った映画館でレイトショーっていうのがこの映画の雰囲気とマッチしてて良かった。
欲を言えば冬に観たかったな。
asuka

asukaの感想・評価

4.8
あああああああ!
なんでこれを観ようと思ったんや!!!って、チケットを購入した自分を恨む!くらい怖かった(笑)

ただ、私が恐がりなだけってのもありますけど。
犯人がわかっているからこその恐怖感ってあるよね。
犯人がわからなくてドキドキ!よりも、犯人がわかっていて、いつバレるんやろ!とか、犯人の心理とかそういうフォーカスの仕方が好きな私。
それは小説にしても。

これは、連続殺人犯がすぐにわかります。
ええ、予告の時点で(笑)
それがわかった上での駆け引きがもうドキドキ、ドキドキして。
1人で、ひっ!!ってなりながら観てた(笑)

最後の話のオチはそんな感じかよー!ってなったりもするけど、すごくおもしろかった。
主人公の男の子は、ぱっと観た感じすごく変な子。
それがうまいこと演出してあって、そらみんなそう思うわ!的な。

私、とりあえずバックトゥザ・フューチャーこれから観れるのかな?って不安になった(笑)
今作を、ゾクゾクしながらぜひ観て欲しい!
確かに宣伝文句のソシオパスVSシリアルキラーは間違いではないのだけど、連続殺人鬼にのめり込む程興味を抱き、葬儀屋の母親の遺体処理を手伝う思春期の少年をソシオパス認定してカウンセリングを受けさせ、と、そこから目晦ましされてると思う。
思春期だし、確かに連続殺人犯や死体に興味を抱く少年はちょっと不気味なところあるけど、自覚はあるし自制も効く。そんな彼が小さな町で起こった殺人事件から殺人犯の正体を知り、ストーキングして行く様が異常にも見えるよう描かれていて、巧い。
連続殺人鬼に詳しいから、少年は何かがおかしいことに気づく。伏線は張られていたけど、そんな少年を異常だと思うように丹念に描写されているのと、クリストファー・ロイドの怪演で、意外な展開にだまくらかされてしまった。
実は残酷で悲しい愛の物語でもあるのだけどね。それと、殺人鬼との対決は危機的状況であったにしても、その行為は殺人じゃないのか?っと思った場面は説明不足かな。
imnr

imnrの感想・評価

5.0
しばらくは"心此処に在らず、クレイトンに在り"状態になりそうな程すっかりこの町に魅了されてしまった。
少年のキャラクター、殺人鬼ドク、映像の質感、ストーリー、ファッション、音楽。
全てが素敵だった。
そして"パンフレットは制作されておりません"に膝から崩れ落ちそうになる位凹んだ。

サスペンス&ホラーテイストを土台に少年の心の成長を描いた実に爽やかな後味の青春映画(超主観)。
賛否の分かれるオチですが個人的には世界観に合っていた様に思いますし好きです。
複雑な気持ちになった...
【意味深なコピーに異議あり】

う~ん・・・いろんな意味でやられたね。
鑑賞前は、タイトルの「アイムノットシリアルキラー」とコピーの「ソシオパスvsシリアルキラー」を総合的に解釈すると『似たような反社会的思想(つまり殺人に快楽を感じる病質)の持ち主同士が、ジリジリとお互いを追い詰め合うような感じのサスペンスホラー』みたいのを勝手に考えていました。
既にこのコピーの時点で物語の方向を大きく左右する設定を言ってしまっているので、ここに心霊だ何だをぶち込むと収拾がつかなくなるな・・・という一抹の不安もあり。
ホントに原作も他の方のレヴューも観ていなかったのですが、それにもまして今回は単館上映という事もあってCMも殆ど見る機会がなく、結果として予備知識はほぼゼロの状態での鑑賞でした。かろうじて見たのは映画館においてあるフライヤー(チラシ)くらいですかね。

因みに・・・ソシオパスとはサイコパスと似て非なるものらしい。簡単に言うと、先天的に精神に異常を来たしている状態を「サイコパス」というのに対して、生活環境や社会環境に影響されて精神の異常性が露見、構築された状態を「ソシオパス」と呼ぶそうです。

そこら辺を踏まえた上で途中までは良かったと思います。主人公のジョンの「ソシオパス(社会的病質者)」を形成する(した)背景などが割りと丁寧に描かれていました。
徐々に自身の内面に秘めていた異常性(殺人衝動)が表面に現れてくる様は、一種異様な空気感がありました。
先週見た「ジェーン・ドゥの解剖」とこの映画で【戦慄のモルグ(遺体安置所)ネクロテラーシリーズ】と銘打ってセット販売のような形にしていましたが、正直今作はあまり遺体安置所の設定はホラー要素とは直接関係はありませんでしたが、ジョンの異常性が開放されるキーとして使われていました。
シリアルキラーの餌食となって切り刻まれ、内臓まで取り出された遺体に興味を持ったジョンは、母親に隠れて遺体を観察します。普通、いくら遺体を見慣れているとは言え、あの状態の遺体に興味を持って淡々と遺体や内臓を触ったり眺めたりなど、普通の感覚の人間には出来ないですよね。そしてその上で「この遺体には腎臓がない」という事に気がつきます。それを過去の手術歴などは関係なく感覚的に見つけてしまう辺りが「常人との違い」を感じさせます。

ただね・・・。
自身の衝動が徐々に抑えきれなくなる中で、町で続く不可解で残忍な連続殺人に興味を持つとこまではまだわかるんだけど、そこから犯人を突き止めて、ある種の「勝負」にいく過程がイマイチ理解できなかった。
ま、ソシオパスですから。
いや、そうなんですけどね、それを言ってしまうと何でもアリになっちゃうので、もうちょっと解釈してみようかな。

ジョンの心理状況としてはどうだったんだろう?残忍で猟奇的なシリアルキラーに対して抱いた感情は「敵対心」?それともある種の「親近感」?
きっとどちらも「遠からず近からず」てとこなのかもしれないけど、シリアルキラーの正体を知ってからのジョンの行動のエスカレートを見ていると、それまで仲良くしていた人だったのに・・・みたいな動揺は微塵も感じなかった。むしろ、チェイスを楽しんでいるかのような感じにも見えた。
彼はこの狭い町の中で「最も出会ってはいけない、だけど最も理解できる相手」を見つけてしまった。

ここがこの映画の分岐点だったと思います。どっちに舵を切るのかという意味で。

はっきりしているのは、個人的には行くべき方向を過ったな・・・と。
あのラストに持っていくのは確かに無理が利くようになるし楽だよ。だけど、その分ストーリーの中核を失ったよね。結局正体は・・・って持って行った時点で「ソシオパス」も「シリアルキラー」もどうでもよくなってしまった。
二人がそれぞれの立ち居地で対峙するならそれでも良かったと思う。だけど、それはそれで悲劇的な方向にまっしぐらになることも容易に想像は出来る。だけど出来ればそっちのハードルを選んでほしかった。何故ならこの「タイトル」でこの「コピー」だから。

タイトルも、コピーも全く違う角度から来たなら、ひょっとしたら「ちゃんとしたB級映画」なれたかもしれない。
だけど、最後までどっちつかずというか、スタート時に予定していた目的地とは全く違うところに着いてしまったという感じなので、どうにも評価は難しいな・・・。

映像はよかったです。主人公のジョンも美形です。プロットも好きです。
それだけにちょっと残念な気持ちが残ってしまったのかもしれません。
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