おかみにゃん

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のおかみにゃんのレビュー・感想・評価

3.8
10/3実在した大韓帝国最後の皇女=徳恵姫の人生をフィクションを交えつつ描いた映画。

徳恵姫は、日韓併合により留学という名目で日本へ連行される。同じく日本在住の兄=李垠とともに王朝復興のため上海亡命を目指すも失敗。失意のまま日本での生活を続けるが、戦後も韓国への帰国は許されず、歴史からも忘れられていく。
こんな人物がいたとは知らなかったので歴史の勉強になる。どこまでがフィクションでどこがノンフィクションなのかを知りたくなった。

エンディングでは、この徳恵姫の甥の王子が、広島原爆で亡くなったことが紹介されていて、もう一つの李王朝の悲劇も知ることができた。