1960年台初め、ソ連との宇宙開発競争に燃え、人種差別が当たり前のように根付いていたアメリカ。
この時代に、女性でしかも黒人の人々が生きていくのは想像を絶する苦労があっただろう。そんな中で、逆境に負けずバリバリ働き、道を切り拓いた主人公たちに胸が熱くなった。
IBMコンピューターの導入までは、ロケットの軌道や着水地点を割り出すなどの複雑な計算を人力でやってたっていう事実には驚いた！
キャサリンが男性（未来のダンナ）にバカにされた時に言い放った言葉や、ドロシーが部下たちを引き連れ歩くシーン、メアリーが大学進学を説得するシーンなどなど、とにかく好きな場面やセリフがたくさんあった。
NASAで働く人々もみんなよくて、特にケビン・コスナー扮するハリソンの、「NASAでは小便の色はみんな同じだ」ってセリフも好き。
トイレが使えず800mも先の非白人用トイレまでダッシュしたり、コーヒーポットが自分だけ分けられていたり、頑張って作った書類に自分の名前を書けなかったり…。
ここまでひどくはないけど、働いてると超理不尽な出来事もたくさんある。
そんな状況を諦めて泣き寝入りするのではなく、チャンスを絶対逃さず、真正面からぶつかる主人公たちの姿にものすごーーく勇気をもらえた。
