劇場公開時に見送ってしまっていた作品を、宮古島のTSUTAYAでまとめてレンタルして鑑賞。
まず1本目は「レッド・スパロー」。
くノ一だな、これは。
脚本が本当におもしろい。誰が誰をだまそうとしているのか? 伏線を伏線と気付かせずに、しっかりとラストに結びつけるスマートさ。こんなに完全に騙されることは滅多にないよ。
スパイものというと最近は「ジェイソン・ボーン」シリーズとか「アトミック・ブロンド」とかアクションムービーがほとんどだけど、本作は戦闘シーンなんてほとんどない、騙し騙される心理戦を中心にしたル・カレばりの本格的スパイもの。
すごいな〜と思ったら、原作者のジェイソン・マシューズってホンモノの元CIAなんだ。リアルなわけだ!
一応売りはジェニファー・ローレンスのセクシーシーン(バストトップ出ます)なんだろうけど、そんなことはどーでもいいオマケ。
前半のバレリーナ〜スパロー養成所の件は、今流行りの時系列をフラッシュバックを多用して見せるようなこともなく淡々と進むから「こんなところ長々とやる意味あるか?」とか、スパロー養成所でのヌードシーンなども「ジェニファー・ローレンス、今更こんな作品、よく引き受けたなぁ」なんて思って見てたけど、終盤の展開のすごさに本当やられた!
地味だけど、スパイ映画の傑作のひとつだと思うよ。