ハンスウ

ウエストワールドのハンスウのレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
3.8
最近はなかなか映画が観れなくて連続ドラマばかり観てるんですよ。映画を見るには2時間強ほどの時間的な余裕がないと見る気しないので1時間弱で観れる連ドラを毎日観てました。約1時間ほどで連ドラの1話を観るともう寝る時間になってしまうんですよねぇ😞 

それで何を観てたかというとアメリカの「ウェストワールド」っていうおもしろSFドラマ観てるんですけど、設定がね、よくこんなの思いつくなあって思ってて、これがもう7年くらい前のドラマなのかと・7年前にアメリカではこんなおもしろドラマやってたんか、と。感心するばかりだったんだけど、そうではなくて、それよりも半世紀ほど前にそういう映画があって、それが原作になっているということを知ってビックリ。それが本作だということです。

「ジュラシックパーク」原作者であるマイケル・クライトンの映画監督デビュー作だそうな。このジャケットの通りユル・ブリンナーはロボット役です。「荒野の7人」と同じ格好して登場しますよ。それはこの映画の設定に関係しているわけなんですけど、どんな設定かというとテーマパークが舞台なんですよ。日光に江戸村とかウェスタン村とかありましたけど、まさにあんな感じの西部の町を作ってお客さんを呼ぶんですよ。あと他にもあるけど省略します。

そんな西部の町で活動する人たちは全部ロボットで高額の料金を払って来るお客さんたちはロボットたちと知り合って遊んだり、ケンカしたり、銃で撃ち合いをしたり、思ったことをなんでもすることができるという施設なんですよ。それからある時、ロボットたちが暴走し始めるスリラーへと展開していという、まあ、この映画はまだ技術的にも演出的にもいろいろ未熟なんだけど、アイデアは素晴らしいと思います。「ジュラシックパーク」的な要素の片鱗を垣間見ることができるのも興味深い。現代ではAIの反乱を描いた作品があるけど、その先駆的な作品とも言えるかもしれません。
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