はる

ラスト・オブ・モヒカンのはるのレビュー・感想・評価

ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)
4.0
もう1回、ちゃんと見直したいと思っていました。昔、感動した覚えはあるけど中身をすっかり忘れていたので。

ネイティブ・アメリカンとひとくくりに言っても、多くの部族に別れていた事がよくわかります。
フレンチ・インディアン戦争の頃は、部族によってイギリス側とフランス側に別れて白人の部隊に加わって一緒に戦っていました。

それにしてもイギリスvsフランスのはずが、ネイティブ・アメリカン同士での戦いを見せられたようで複雑な心境です。
白人が持ち込んだ銃もしっかり使いこなして。
ヒューロン族のマグアだって彼なりの事情もあるだろうに、白人と対等の力をつけようとして悪役キャラにされていました。

この作品自体からは白人批判は全く感じなかったけど、欧米の白人から見たらどう映るのかな?やっぱり彼らは野蛮なインディアンなのかな?欧米人の感想をぜひ聞いてみたいな。


崖のシーンは、『アバター』を思い出しちゃった。
あれはネイティブ・アメリカンを象徴しているって言いますもんね。
マグア役のウェス・ステュディは『アバター』で部族長(ネイティリのお父さん)役だったし。


タイトルにもあるモヒカン族最後の人物が主人公のホーク・アイのことじゃなくて肩透かしを食らった気分です。
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