ラスト・オブ・モヒカンの作品情報・感想・評価

「ラスト・オブ・モヒカン」に投稿された感想・評価

じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.0
だんだんと白人にとって都合のいい範囲でなら尊重してあげますよってスタンスに見えてくるのと、ラブストーリー必要?って疑問が付きまとってノリきれなかったですが、終盤の感情の起伏はこの2点があってこそでもあって…釈然としない。
中庭

中庭の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

姉のコーラのきっぱりとした意志の強さに対し、終始気弱なふるまいを見せ続ける妹アリスだが、ウンカスの勇猛な死を見届けたことで別人のように生まれ変わり、誇り高い自死を選ぶその瞬間の演出が素晴らしい。アリスの精悍な表情を捉えたシネスコの画面に細く光る雨が降り、その崇高な選択を讃える。マイケル・マンは無情にも転落した死骸をロング・ショットで撮り抜いてしまうが、ウンカスの復讐を遂げる父の獰猛な仕事に至っては丁寧にショットを割って活劇として構成し、ラスト・アクションすらも主役以外の人間に任せてしまう。大量の人間が部族を超えて入り乱れるいくつもの闘争シーンはそれぞれ、常に厳かなサウンドトラックが流れ、盛り上がりと感情の高まりをずらすような作りがなされていた。
デイ・ルイスのアクションものと言ったら希少ながらこれになると思う。現地で数ヵ月間自給自足して例に漏れずごりごりの役作り、さすがのメソッドアクターぶりを発揮。ダニエル、ウソツカナイ。ロン毛をなびかせて大地をひた走る姿に心底やられる。
R

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3.4
マイケルマン監督なので期待大やったんやけど、かなり後半になるまで、何かのれねーなぁって感じやった。1700年、アメリカ大陸の主権を巡ってフランスとイギリスが争ってる中、イギリス側についてるモホーク族に育てられた白人青年ホークアイが、フランス側についてるヒューロン族の襲撃から命を助けた英軍大佐の娘コーラと恋に落ち、その後起こるいくつかのゴタゴタや命の危険をくぐり抜け、愛を成就することができるのか⁈って感じの話…って言うと単純化し過ぎかな笑 もうちょい英仏の戦争の成り行きや、白人への復讐に駆られたヒューロン族の暴走などがメインに描かれてる感じの映画。で、何がノリにくかったかというと、まず、Blu-rayのマスターのせいかもしれないが、画面が全体的にすごく暗い。誰がメインキャラでどんな名前でどういう話なのかがまだ明らかでないど頭のシーンが夜なので、暗くて顔が見にくく、内容が非常につかみにくい。その後、昼のシーンでもその問題を引きずって話の筋が追いにくくて困った。全体的に見ても表情が見えない夜の暗いシーンが多いので、ちゃんと映像を見て内容を理解しようとしてる間に、深いエモーションの動きまでを追うことができず、メインのふたりがキスするときもえっ⁈ いつの間に⁈ と唐突に感じた。次に違和感ありすぎでノリにくいのが、言語的問題。まず、イギリス人のキャラは当然みんな自然なブリティッシュ英語なんやけど、ヒロインのコーラ演じるマデリンストウ、めちゃくちゃ美人でイカした女ではあるのだが、アメリカ人が頑張ってブリティッシュにしてる感じがし過ぎて、入り込みにくいー。まぁそれはまだよしとして、インディアンはみんな自分らの部族の言葉で喋ってるのに、何でフランス人はフランス語使わんと仏訛りのきつい英語で喋ってんの? 不自然! と思ってたら、後半に、ヒューロン族がフランス語で喋り、ホークアイが英語で喋ってるのを、わざわざイギリス人将校の通訳をとおして会話してるシーンがあり、しかも会話のテンポを崩さないため、将校の通訳が完璧なる同時通訳! そのスピード無理やろ!!! もーいっそ変な演出つけずに、最初から全部彼らの自然なままの言語でやればよかったのに。フランス人が英語で喋るシーン全然長くないし。とか、そんなこんなが気になって、なかなかストーリーに集中できなかった。マン監督独特のクールでスタイリッシュな映像も、シーンの切り替えのタイミングでいくつかいいのがあるなってくらいしかなかったし、展開もなかなかに御都合主義やし、大体が普通の出来の時代劇って感じやった。ほんまに終盤のクライマックスだけはよかったかな。ホークアイとコーラの恋愛より、ウンカスとアリスの言葉も何もない心の惹かれ合いの方がハートに響いたよ。この脇役ふたりのシーンが一番ドラマチックと感じた。と文句ばかりですが、まぁまぁの面白さがあったことは確か。もう一回見てみると違って見えるかなー。けどもう見ようとは思わんなー。
BD所有

イギリスとフランスとの戦争が繰り広げられている1757年のアメリカで、戦乱に巻き込まれた先住民族のネイティブ・アメリカンたちを描くって話☆

部族間の対立構造がそのまま英仏の争いに反映されていたり、戦いを望まないのに戦争に駆り出されるなど、ネイティブ・アメリカンの立場も様々。

そんな中、モヒカン族のホークアイはイギリス軍の司令官の娘・コーラと恋に落ちる。
ホークアイは白人でありながら、幼少児に両親を亡くしたところモヒカン族の長に拾われ育てられた男。
コーラはイギリス軍士官のダンカンに求愛されているが、いまいち乗り気になれない。

自然と惹かれ合う二人が気に入らないダンカンですが、男としての魅力が一枚も二枚も上手なホークアイに勝てる訳もなく、あっさりコーラを取られちゃいます。

しかし、部隊司令としての指揮能力の低さと、自己保身の為に嘘証言したりする人間的にアレなダンカンでしたが、愛するコーラの為に取る最後の行動は紛れもなく男でした。
泣けます。カッコ良かったです。

白人に利用され虐げられてきたネイティブ・アメリカンたちの、力強さと誇り高さ、そして彼らに対する製作陣のリスペクトが感じられる一本(* ̄ー ̄)☆
mtmt

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3.5
マイケル・マン監督作品。主演はダニエル・デイ=ルイス。舞台は18世紀、英仏が北米大陸の覇を争ったフレンチ・インディアン戦争中。主人公はモヒカン族の父親に育てられた白人青年。主人公のラブロマンスがメインも英仏関係や、双方にそれぞれ与するネイティヴ・アメリカンが丁寧に描かれており歴史的背景がよく分かった。
ちき

ちきの感想・評価

2.5
最初は姉にくっついているだけの頼りない妹だったアリスが終盤みせたシーンがとっても印象的でした。
フレンチインディアン戦争を背景とした作品ですが、インディアン部族同士の対立が複雑で、なかなか内容が掴みづらかったです。ただストーリー自体はシンプルな恋愛ものなので誰でも楽しめるかなとは思います。
ayam

ayamの感想・評価

4.5
バグパイプのケルト音楽よすぎ! この音楽が映画を盛り上げてくれる!
chnhmn

chnhmnの感想・評価

3.9
特に後半の妹とウンカスの淡い恋模様と彼女の決意に満ち透き通るような美しい表情が良かった◎
ネイティブ・アメリカンにハマっていた時に映画館で何度も観た作品。

ダニエル・デイ=ルイスはこの作品に出るために、当時3カ月間カナダの森に籠って森林の中を走り回ったり火縄銃を30秒で装填する練習など、ニンジャ修行まがいの「役作り」をやったらしいw
でも、それより何より、ダニエル・デイ=ルイスファンの私だけど、この作品の良さは「そこ」じゃないと思ってる。


開拓時代のアメリカでイギリス軍とフランス郡がネイティブアメリカンの部族を絡めて睨み合っていた時代の話。

この映画と「ダンス・ウィズ・ウルブズ」が売れたので、次の年には更に本格的なネイティブアメリカンのヒーローの話「ジェロニモ」を作ったのかなぁ?と。
この作品で、フランス側ヒューロン族のマグア役のウェス・ステュディがジェロニモ役をやりましたよね。

それにウンカス役のエリック・シュワイグは、この役に抜擢されるまではただの不良少年の様な無軌道な生活をしていて、この映画の出演をラッセル・ミーンズ氏に勧められて俳優になったとか。

そして主人公ホークアイ(ダニエル・デイ=ルイス)のネイティブアメリカンの父親役をやったラッセル・ミーンズ氏はネイティブアメリカンの権利を主張する活動家で、この映画の如何にもハリウッド的なネイティブアメリカンのテキトーな扱いや差別待遇を改善する為にスタッフとの交渉にあたったりした人です。

この人はとある日本の音楽イベント(ウェザーリポートというヒュージョンバンドが出演)にゲスト出演してた。たまたま観に行った時に会場入り口にラッセルさん立ってて「楽しんでね!」みたいに来る人に握手してて、私も握手してもらった。
その時はまさかあのラッセル・ミーンズ氏だとは思わなかったからビックリしたのがいい思い出ですわ。

ヒューロン族の族長役をやった方はデニス・バンクスという作家で「聖なる魂」という本を書いていて、若い時には徴兵されて日本に数年滞在し、日本人の内縁の妻もいた事がある人だったりする。

ラッセル・ミーンズさんもデニス・バンクスさんももうお亡くなりになってるけど
こんな豪華なネイティブアメリカンのキャストを使ったネイティブアメリカンの映画(本質は英国と仏国の戦争映画だけど)はなかなか無い。

マイケル・マン監督のお子様もチョイ役で出てるしw

でもなんと言っても私がお気に入りなのは
ヒロイン・コーラ(マデリン・ストウ)の妹のアリス(ジョジー・メイ)と
前出のウンカスとの淡い恋愛模様!
そして部族(英仏)間の取り決めで勝手に慰み者にされそうになったアリスの
「決心」した瞬間の、あの透き通る様な儚い美しさ!!!

こういうの、マン監督の本領発揮だわなぁ〜と思うわー!!

原作がある作品だから仕方ないけど
出来れば人種や部族を超えた人と人の繋がりをもう少し濃い目に出して欲しかった、というのは私の欲望だけどね!
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