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遠い夜明けのシネマのレビュー・感想・評価

遠い夜明け(1987年製作の映画)
3.8
原題『自由の叫び』
南アフリカのアパルトヘイト時代が舞台
ドナルド・ウッズとジョン・ブライリーの同名小説が原作の実話ベースの映画

2度目の視聴かと
デンゼル・ワシントンが演じたスティーヴ・ピコのセリフが今回の方がとても胸を打った
なぜなら、黒人の部分を女性や有色人種に置き換えても、とおるような内容だから…

さすがにピコの拷問死した遺体を見せないというのは、悪いことをしているという認識があったのだろう…
『蟹工船』の小林多喜二の遺体は遺族の元に送りつけられたそうだから…
拷問死のシーンや話を聞くと必ず小林多喜二の事が浮かんでくる…

ケヴィン・クライン演じるドナルド・ウッズも亡命しなければ死ぬかも知れなかったそうで、体制に反対していると命が無くなる時代というのはそんなに大昔の事じゃないんだな…って思う…
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