正直、韓国映画のパニック系にしてはパンチが弱く、いつ崩れるか解らない瓦礫の中を冒険家のごとく動き廻れる主人公に少しご都合主義が目立ったが(^_^*)
俳優さん達はやはり人間味が溢れる自然体で怒りも悲しみも上手い。
物語としては世相や実際の韓国での問題点をきちんと向き合って(^_^*)
いや…若干嫌味も満載だけど…誤魔化さない姿勢は凄いと思う。
日本では成立しないけれど…韓国の方の気質とかも上手く描かれていて、いい面も悪い面も観せてそれを映画として成立させてるのがやはりある意味正直。
奥さん役のぺドゥナちゃんが自分の出来る事を懸命にやる中で本当は疲れてる作業員。でも彼女が1番辛いという事を理解してのやりとり。あーゆー何気ない優しさに泣けたりする。
途中までは救いがない展開でストレスかかる展開ですが…ラストはしてやったりでスッキリします。
こーゆーとこ、凄いなあ。韓国映画(^_^*)
映画が問題提議の側面もあるんだなあとつくづく感じた。
日本は現状中々そこまで及ばないけどそこも国民性なので仕方ないしまあ良さでもあるので(^_^*)
途中ユーモアを出すあたり緊張と緩和がお得意な感じは流石。人によると思うが集中できれば涙もちゃんと定期的に流させられる(^_^*)
個人的には音楽が場面場面で工夫されてて耳に残った。
世の中は理不尽だ。
でも生きてて…それだけで案外丸儲けなんだよ。ね。
2017.11 DVD鑑賞