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トンネル 闇に鎖(とざ)された男のkiritoのレビュー・感想・評価

3.3
【クラクション】

トンネルを通っている時、いつも思うことがある。
それはこのトンネルはどうやって作るのだろうか、そして果たしてほんとうに崩れないだろうか…と。

トンネルに閉じ込められた男と、男を救出しようと試みる男たちの物語。

序盤の天井崩壊シーンから、閉塞感がすごい。
携帯電話と水2本。そしてケーキ。
圧倒的に物資が足りない中で男は生き残ることを選択する。

リアリティがあると言うか、工事の杜撰さが招いた事件というのはある意味、韓国の成長とその成長への危機感を描いているのかもしれない。

後半の頑張って収束させました感がものすごいが、悪くはない一本。

2018.10.18
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