2017年映画納め。
ユダヤ系アメリカ人ホロコースト研究者が著書で否定論者を批判したらイギリスで名誉毀損で訴えられた、実際の裁判を元にした作品。「相手の言ってることが滅茶苦茶である」ということを立証するために、「ホロコーストはあったんです」と今更言い立てねばならなくなる。
イギリスとアメリカの裁判システムの違いとか、弁護団の冷静な戦略とか、チクロンBの致死量は人間よりシラミの方がずーっと多いとか、へー！と思うことも多くて興味深かった。主人公が、最初手ぬるく思っていたチームを徐々に信頼していく感じも良い。
主人公の描写が、自己主張激しく押しが強くてジョギングを欠かさない、なんか「アメリカ女」の類型ぽかったのがちょっと気になったけれど、実際あんな感じの人だったのかしら？
