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ハンサム・デビル/ぼくたちのチームのsonozyのレビュー・感想・評価

4.0
ラグビー人気の高い寄宿制男子校に通う、いじめられているネッド(フィオン・オシェイ)と、転校してきたラグビーのスター選手コナー(ニコラス・ガリツィン)。
それぞれ自身のセクシュアリティと闘う二人が、次第に友情を深め、心の鎧・抑圧された感情を解放していく物語。

ある秘密を抱える、新任の厳格な国語教師シェリー(アンドリュー・スコット)。
同調圧力/ホモフォビア代表のラグビーコーチのパスカル(モー・ダンフォード)。
真逆なキャラのこの二人も効いています。

ジョン・バトラー監督の実体験が反映された内容で、タイトルは、英国のロックバンド「The Smiths」の1983年の楽曲『Handsome Devil』からインスパイアされたようですが、「Devil=裏/隠された顔を持つ者」とすると、ネッドもコナーもシェリーもHandsome Devilなのかも。
邦題にある「ぼくたちのチーム」も後半のネッドのセリフとしてグッときます。

じんわり良作の読後感。
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