ネタバレになる可能性。注意。
なんのレビューも読まず、なんの先入観もなく観た映画。これがきっかけでティモシーシャラメが大好きになった。美しい音楽、美しい映像。生涯を通して、「心が揺さぶられた映画」の上位５に入るのではなかろうか。
若さのあまり、目の前の相手にありったけの恋心でぶつかって、玉砕するエリオの姿がとにかく眩しい。それがこの映画の全てな気がする。
観た人には、いろんな意見があると思う。オリバーはやがて離れ離れになることがわかっていて、しかも年上なのに、エリオをある意味、「もてあそんだ」（？）と捉える人もいるだろう。エリオはエリオで、本命はオリバーなのにマリツィアにも中途半端に手を出して、傷つけてしまったり。また同性愛についても、いまだ古い考えをお持ちの方もいるだろう。しかし、私はそんなつまらない（？）正義感を持って観ていたらこの映画の良さはわからないと思う。
