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君の名前で僕を呼んでのfushikoのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
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132分間、この世界観に吸い込まれた。エリオとオリヴァーの言葉にできない心の中のもどかしさが、ヨーロッパの情景や澄んだ空気感、古典的な言葉や繊細な音楽と丁寧に丁寧に織り合わさっていて本当に儚い世界観だった。私には感じることのない事であるからこそ、彼らの全てが鮮明に思えて深く私の心に入り込んできた。もとから、同性愛者に対してはプラスの気持ちしか感じたことがなかったけれど、さらに彼らの心の美しさを知れた気がして嬉しい。タイトルのシーンは不覚にもどきどきしたな。“何ひとつ忘れない。” 出会えて幸せまたこの世界感に浸かりたいな~
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