りのあ

君の名前で僕を呼んでのりのあのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.5
なんかとても美しい映画でした。
1980年代のイタリアが舞台。
そのある年の夏休み40日間の出来事ですが、特に何か起こるわけでもどんでん返しがあるわけでもなく、割と淡々と過ぎていくのですが(まぁ男性同士の恋愛というのが最大の事件?ですが笑)
景色も音楽も時の流れも美しいのです。
自転車で田舎道を走ったり、川や湖で水遊びしたくなりますね。

第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したのですが、主演男優賞候補だったティモシーシャラメは残念ながら賞を逃しました。
私もウィンストン・チャーチルのゲイリーオールドマンの方が良かったので主演男優賞は獲れなくても仕方ないと思いましたが、ティモシーはまだ22歲!
(役柄でいえば17歳)
そう思えば凄いですし、彼の表情や態度は演技なのか?と思うくらい自然で
今後いろんな役を演じられるのが楽しみです。
シアーシャローナン主演のレディ・バードにも出るので公開が楽しみです。

その美少年ティモシーシャラメは、個人的にはそんなに好みではなく、
むしろアーミーハマー目当てで見たので
彼の本当に美しいお顔とスタイル抜群の肢体を堪能できて良かったです(笑)
てか2人とも脚長すぎて、何度も心の中で
「脚長っっっっ!!!」と叫んだことか。

そういえばこの映画、冒頭にもキャストだとかスタッフの名前が流れていたのですが、その文字が黄色いクレヨンで手描きしたような感じで、そこからしてオシャレで美しいと思ったのですが、
エンドロールでまたビックリ。
こんなに短いエンドロールは初めてでした。ほかの映画ではエンドロール始まったな、というあたりから何人か席を立つ人がいるじゃないですか、
誰一人立つ前に終わってたから(笑)
そういう意味では余韻に浸る間も無く客電が点いてしまいました。


83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオ(ティモシーシャラメ)は、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァー(アーミーハマー)と出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。


タイトルの意味が分かったところと、主人公のお父さんの言葉が良かったです。

BLはかなり苦手なので、この映画が好きになれるか不安でしたが、でっかいワンコに子犬がじゃれついてるような微笑ましい?シーンが多かったのと、エリオの17歳の恋心が可愛かったので大丈夫でした。
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