なぜなにか

君の名前で僕を呼んでのなぜなにかのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
美しく、繊細で優美な作品だと思います。
この作品の空気を作り上げているのは、やはり主演のティモシー・シャラメだと思います。
めちゃくちゃ引き込まれます。
特に、ラストの長まわしは言葉にならない魅力があります。
(冬にハエ!?と思った人は私だけではないと信じたい)
同性愛的な要素を多分に含む作品ではありますが、そこを中心にとらえてしまうと、むしろこの作品は物足りないのかもしれません。
惹かれあった理由や葛藤が明確に表現されているとは言いがたいですから。
むしろ、青春の輝きや若者特有の不安定で繊細な心情の動きを映像美とともにたのしむ作品だと思います。

どちらかといえば、アート系の作品ですので、派手な事件ななんかを求めるかたはつまらないと感じる方もいるかもしれません。
また、結構言葉少ない感じに字幕がついているので、分かりにくいと感じる部分もあるかもしれません。

しかし、わたしは大変たのしめました!
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