君の名前で僕を呼んでの塩のレビュー・感想・評価

一昨年度の個人的ナンバーワン作品！

瞬間に宿った感情は、その瞬間を過ぎると薄れ消えてゆく。
ある瞬間に宿った感情を端々を繋ぐために、心に刻むなどと言うのだろう。

感情は僕らに一途、そして僕らもまた感情に一途。
感情を抑え込むのは自分自身を認めないことと同じなのかもしれない。
レビューを記すことすら感情の吐口なんだろうな。

ラストシーン、エリオの父の台詞に全てが詰まってます。何度見ても感情を揺さぶられる良作でした。