洗練されていて頭が良くて美しい人々がくり広げる文化的な話…
なんかこう、自分たちが美しくて洗練されてるのは分かっていますがね、みたいな感じが随所に現れます。ユダヤの文化が背景にあるからなのかな。
主役の2人のキャラクターも素晴らしいけど、私は何より優しすぎるお父さんと、全て包み込んで分かっているけど何も言わないお母さんが最高にクールで好きでした。
フランス語、イタリア語、英語を使い分ける家族。寝る前にはドイツ語の詩を朗読するお母さん。息子は本も読むし、編曲もするし、ピアノも弾くし。文化人たち。
街の美しさと、この人たちの内面的な美しさが癖になります。
エリオとオリバーの関係は少し分かりにくくて不可解な部分もあり、着いていけない感がどうしてもあって、これって私の文化力の浅さからでしょうか。
辛かったね、苦しかったね、でも全部忘れないよ
っていうティモシーシャラメの顔の演技は本当に素晴らしい。
