「それは彼だったから」「それは私だったから」ってお互いを認め合えてる恋愛っていいなぁって思ったし、他の親なら早く子供が冷静になることを願うけど私はそういう親ではないって父親の言葉が素敵やった。
までが2.5点評価やった昔
(2020/04/03)の私の感想。
今回、BANANA FISHロスを埋められる映画はこれしかないと思い、観返したところ3.8点と評価が変わりました。
BLってジャンルで括り、
一歩引いた目で観てしまうには惜しすぎる作品。
性別、世間体、
全部捨ててでも一緒になりたかった。
「それは彼だったから」
「それは私だったから」
君の名前で僕を呼んで、
僕の名前で君を呼ぶ。
ふたりでひとつになる。
「Call me by your name」
尊敬する大好きな相手との一体感。
もうどうしようもないほどの「愛してる」を表すのにこれ以上の言葉があるのかな。
「好き」とか「愛してる」って言葉が一度も出てこないのにこんなにも愛を感じられる作品に出会えたことが嬉しい。
綺麗な北イタリアの避暑地の風景と
永遠のないひと夏の純愛は儚くて美しかった。
あとオリヴァーとエリオが山登ってる時
同じ所で転びそうになってるのが可愛かった(笑)
まぁ…何回観ても、擦れた私にはお父さんの台詞が刺さりすぎるね。
「人は早く立ち直ろうと心を削り取り、
30を過ぎたら心はすり減っていく。
私は逃してしまった、
お前達が得た経験を。
何かが常に私を抑えた。
または妨げたのだ。
お前の人生はお前のものだが、忘れるな。
心も体も一度しか手にできない。」
最後はエリオと全く同じ顔で泣いてたよ。
「痛みを葬るな、感じた喜びも忘れずに」