明石です

オーシャンズ8の明石ですのレビュー・感想・評価

オーシャンズ8(2017年製作の映画)
3.9
8人の女盗賊が集結し、5,000万ドルのネックレスをハリウッド女優の首から奪う話。出演陣はたくさんの有名な人たち(名称略)。監督は「ハンガーゲーム」のゲイリー・ロス。これは、、評判通りの名作でした。

棚から抜き取った商品を返品するふりしてそのまま持ち帰るシーンは天才だ!って思った。「返品できないならいいわ。持って帰るからせめて袋に入れて」って、そんなふてぶてしい態度の万引き初めて見た笑。序盤から登場人物のIQの高さを見せつけていくスタイル。オーシャンズ11もたしか同じ流れでしたが、そういうのかなり好き。惹きつけられる。

アン・ハサウェイはノーラン監督のバットマンで演じたような、お洒落でクールな怪盗を演じるのかと思いきや、まさかの騙される側のキャラ笑。それもお高くとまったあんまり頭の良くない名女優......かと思いきや実は全てを見破っていた、というかなり癖の強いキャラ(アンの役自体がどんでん返し要素になってたわけですね)。この人にはやっぱり気品があるんだよなあ。他の女優さんと何がそこまで違うのか、私はアンの熱狂的なファンではないのでわかりませんが、彼女が出てる作品を一通り漁ってみたくなった。漁ってみよう。

これまでのオーシャンズシリーズとは違って、宝石が盗まれたあとに捜査が行われて、それから8人が逃げ切るまでの過程がきっちり尺を取って描かれてますね。どうやって盗んだかトリックを知ってる(見てる)だけにハラハラ半分ほくそ笑み半分で楽しみながら見れました。ちゃんと「8」にしかないオリジナリティが用意されてるの良いですね。トリック自体はけっこうツッコミどころがあったけど、終盤で一気に評価が上がった、☆+0.5くらい上がった。

オーシャンズシリーズの派生作品ということで面白くないはずはない!と期待して視聴しましたが、そういうちっぽけな期待を遥かに上回る出来でした。有名な映画なので特にたくさん言うことはないけど、たまにはこういう評価が固まってる名作映画を頭空っぽにして見たい時がある。1日の終わりなんかには特に。

——好きな台詞——
「刑務所から出てきたばかりなの」「あらそうなの。電話番号変えたのかと思ったわ」
「細かい装飾音にこだわると心に響く歌が生まれる」
明石です

明石です