"Zガンダム劇場版三部作"の完結編。
エゥーゴ、ティターンズ、アクシズ
の三つ巴の決戦が描かれるが、
初見では立ち位置が変わる
それぞれの組織の把握が難しく、
不親切に纏めあげた三部作だったと
感じざるを得なかった。
三部作の中では、ふんだんに
モビルスーツ戦が描写される為、
その点では大いに楽しめる内容
となっている。
シャア、ハマーン、シロッコの戦闘が
一番好きな場面だった。
物語の結末には賛否あると思うが、
生きて兵士を待っている人がいる事が
"ファーストガンダム"の結末と重なって
いて、個人的には良かったと思った。
全編通して三つ巴の抗争が行われるが、
数分前まで共闘していた組織が
直ぐに敵対するといった二転三転する
事があり、そこに面白さを感じつつも、
説明不足な内容は三部作通して
直らなかったと思った。
個人的にこの三部作は、
何の為に製作されたのか
疑問が強く残る内容だった。
TV版からのファンはカットされた場面
や結末の変更を批判し、初見の人は展開についていくのがやっとで、
"Zガンダム"の魅力を存分に感じる事が
できない三部作だったと思う。
やはり、
いつかTV版を観てみようと思った。
