茶ちゃ丸

トゥルー・グリットの茶ちゃ丸のネタバレレビュー・内容・結末

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

《監督》
コーエン兄弟

《撮影監督》
ロジャー・ディーキンス

【コグバーン初登場シーン】
ライティングと人物達の目線によりコグバーンに目が行くようになっている。

【ラビーフ初登場のカット】
・三分割法のスイートスポットにラビーフを配置
・ラビーフの後ろにはオレンジの灯りがあり、コントラストが高いため真っ先に目が行く。

【旅に出る際の身支度、リンゴをメインで映すカット】
リンゴを中心とした構図で撮影されているのは、後のシーンでリンゴを投げつけるため。(マティが家に来た時からリンゴはしばしば映されていた)

【首を吊っている人を発見したシーン、コグバーンが「ほとんどの客は男で働き手は俺1人」といっているカット】
首を吊っている人物、コグバーン、馬の3点で三角形ができている。
木々の流れも利用していて、考えられている構図だと感じた。

【コグバーンとラビーフが銃の撃ち合いをしているシーン】
・コグバーンが酔っているためかダッチアングルのカットあり
(このシーンのすぐ後、平原を馬で移動するシーンは雄大で綺麗)

【マティとチェイニーが遭遇するシーン】
林から出てくるところ、林の中へ逃げ込むところなど、視線を誘導するために木々や雪は意図的にデザインされている(?)

【コグバーンのお墓に立つシーン】
静けさを感じる構図とトーン。特に好き。
茶ちゃ丸

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