のんchan

母が教えてくれたことののんchanのレビュー・感想・評価

母が教えてくれたこと(2016年製作の映画)
4.0
アメリカのコメディバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の脚本を手がけてきた“クリス・ケリー”の監督デビュー作。ご本人の実体験が基になっている。なかなかの良作です💫

母親と息子ものにどーしても弱いかも?
主役を演じたのは、マット・デイモン激似で知られているジェシー・プレモンス❗️失礼ながらイケメンではないし、当時は20代なのに体型はぷくぷくしてるし...ところが母親思いの本当に気持ちの優しい息子を好演していて、もうね顔や体型なんてどーでも良くて、心底涙が溢れて止まらなくなった😭

母親ジョアン(モリー・シャノン)は末期癌。それも"平滑筋肉腫"という珍しい癌の為、抗癌剤が全く効かなくて副作用の辛さに耐えられず、ジョアンの意思で延命治療を断念。

デヴィッド(ジェシー・プレモンス)はゲイの恋人と別れ、NYでのコメディライターの仕事もイマイチ...そんな落ち込んでいる心境で、余命わずかな母の為に実家に戻って来る。

実家には、保守的でゲイを許せない父親と、10年ぶりに会う年の離れた2人の妹がいて、孤独感を味わう毎日。そして、母の体調は日に日に悪くなっていき、デヴィッドの気持ちも落ち着かずどん底状態に...

ただ、いわゆる難病ものという括りにせず、監督の本業発揮でユーモアセンスとの混ぜ合わせ方のバランスが絶妙になってます。
そこにプラスして、この世を立ち去る者がこの世に生き続ける者へ教訓や励ましの届け物を与えていて、お涙頂戴🥲と言うものでない、清々しささえ覚えて、とても気持ちよく観終える事が出来ました✨



私的な事ですが、アルゼンチンに姉のようでもある大親友がいます。彼女には2人の息子(30代)がいるのですけど、スキンシップや母親への想いをダイレクトに表現してくれるので、ブエノスアイレスで暮らしていた時にはそれはそれはどれほども羨ましくて😍外人っていいな〜💞と肌で実感しました。
なので、外国映画の親子や家族のスキンシップは本当に自然で理解出来るのです。
日本人ももっとやろうよ❣️私はやってるぞ😅
今はコロナ禍なので、親友も息子達に会えなくて淋しがっていますけどね😔


※また余談
主役ジェシー・プレモンスの奥様はあの気になる俳優ジェイク・ギレンホールと付いたり離れたりを繰り返した、ジェイクの姉マギー・ギレンホールの親友のキルスティン・ダンストだったのね😲
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