友達に泣けるよと勧められたので、時間やりくりして劇場まで行ってきた。
【僕】志賀春樹(北村匠海)は病院で「共病文庫」を拾う。それは偶然にもクラスメイトの山内桜良(浜辺美波)のものだった。そこには膵臓の病気でもうすぐ死ぬと綴られていて…
母校で教師になった現在の【僕】が、高校生の【僕】について語るという形式で、過去と現在を行ったり来たりしながらストーリーは進む。
病気で余命いくばくもない女子高生なんて設定は泣いてくれと言わんばかりで、正直泣けないんじゃないかと思ってた。
ところが…
ストーリーの進み方も丁寧で感情移入しやすかった。感情移入するのはもちろん【僕】。正直ラストは最初から読めてしまうんだけど、でもそこへ行くまでに一捻りあるし、読めてても良かった。
ただ桜良がアニメみたいな声で、顔とかは可愛いんだけど、ちょっと聞き辛かった。
一番泣いたのは長野里美と北村匠海のシーン。嗚咽。