ゆっきー

ディアボロ・マントのゆっきーのレビュー・感想・評価

ディアボロ・マント(1977年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃ良い。傑作。とある女子校に通う中学一年生の少女の1年間。『アマルコルド』のようなエピソードの羅列。アップと遠景のショットのバランスも良いし、編集のぶった切りが良い。(監督のみならず編集も女性)

ひたすら可愛い画面が続くので眼福。いい意味で気合いの入っていないウェス・アンダーソン。
しかし学校の先生達のサディズムっぷりが男子校に通っていた青春時代を思い出す。15で政治に目覚める姉といい、厨2というのは日本もフランスも変わらんくて良い。

姉と、失踪した友達の父親との恋愛と別れの描き方もあまりにあっさりとしており見事すぎる。
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