無花果

満月の夜の無花果のネタバレレビュー・内容・結末

満月の夜(1984年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2度目
ロメール喜劇と格言劇でおそらく一番好きな作品 さぞかしはじめて観た時の感動を上回るだろうと思っていたけど、刺激は薄く、ああ、そうか、はじめて観た時にこれだけの感動をかなり強く広範囲で享受してたんだって思った、色彩と生活の美しさ、黒はやはり女を一番美しくする。
はじめて観た時の文章も残しておく。

ルイーズは歌うようにしゃべる女性だな、フランス映画にまだ慣れていない頃に、フランス語は美しい言語だと気付いたときのことを思い出す。夏よりも冬の深々とした色合いの方が好みなんだろうか、ものすごくずっと色にときめいていた、個人的ブームのグレーの慎ましいかわいさに、やっぱりいい、と思った、シフォンリボンでまとめ上げる髪、猫みたいでとびきりかわいいね。うまくいかない、ラストが私たちへより日常だと感じさせて、はあ、好きだなと思った。