笑う故郷のikumatsuのレビュー・感想・評価

事実は小説よりも奇なり。

ノーベル賞作家が、40年ぶりに帰省することを決意。小さな町をあげての大歓迎コメディ！かと思いきや。

クスッと笑えるところはあれど、じわじわとのしかかってくる不快感。途中脱落しようかと思うほど、ぐったりと疲労感。後半は、全ての人、行動にホラーのような恐怖を覚えました。

最後、ニヤッと不敵な笑みを浮かべる主人公。たくましい作家根性に、わたしも思わずニヤリです。死ぬまで作家でいてほしい。