笑う故郷の作品情報・感想・評価

笑う故郷2016年製作の映画)

El ciudadano ilustre/The Distinguished Citizen

上映日:2017年09月16日

製作国:

上映時間:120分

あらすじ

世界的な成功をおさめた作家ダニエル・マントバーニは、生まれ故郷であるアルゼンチンの町サラスから「名誉市民」としての招待を受け、40年ぶりにヨーロッパから帰国する。彼の小説はサラスでの思い出から着想を得たものも多く、故郷の人々から盛大に歓迎される。幼なじみや昔の恋人とも再会しご満悦のダニエルだったが、まもなく手痛いしっぺ返しを食らうことに・・・。

「笑う故郷」に投稿された感想・評価

mahalo3

mahalo3の感想・評価

3.9
レビューどおりの映画でした。
全体に漂うブラックとシニカルな空気が絶妙。

あとでパンフをみると監督、撮影、脚本のスタッフが、2012年に日本でも公開された「ル・コルビュジエの家」のスタッフと同じと知り、諸々納得。
ブラック、シニカルさはまさに同テイスト。
都内上映が1ヶ所しかないのがもったいない。
ポスターやサイトのパッと見のイメージで見たら、思ってた雰囲気と全く違うので驚いた。
内容は、とにかくリアル。
過剰な表現はあるけれど、地方出身で仕事でも足を運ぶことの多い私には、一側面を見ればサレスを舞台に描いた空気感や人の営みはとても大げさなものではないなと思いました。
Naosuzu

Naosuzuの感想・評価

3.0
結局、みんな、「虚栄心」か⁉︎
Osamu

Osamuの感想・評価

4.2
おもしろかった。微妙な空気感がたまらない。

ノーベル賞作家が40年振りに故郷の田舎町に帰る話。

40年振りの故郷なんて知らない土地も同然のはずだし、我らの町を出て行った成功者に対する反感や妬みも投げ付けられるだろう。

居心地の悪さを感じ続ける映画だ。そこがおもしろい。最後はこの映画を観ていることに居心地の悪さを感じた。

最近、映画を観ても本当に楽しめていないような感覚があった。観た作品がたまたま合わなかっただけなのか、最近読んだ本に価値観を大きく揺さぶられたからなのか、映画を観ることに飽きてしまったのか、理由は分からない。

そんな中で、この映画に「映画とは何か」という問いを投げ掛けられたような気がした(作家の自問自答を観たのかも知れない)。スッキリ解決したわけではないけど、ヒントをもらったかも。
☆☆☆★★

2017年9月19日 岩波ホール
hamada

hamadaの感想・評価

2.7

このレビューはネタバレを含みます

メタなレイヤーでの手持ち、そしてラストでは…というのはさすがに浅はか。普通にしんどい。シュールなギャグはかなり笑った。わざわざ主人公を歩かせるのは◎
meltdownko

meltdownkoの感想・評価

3.5
原題 ”El ciudadano ilustre” ってたぶん劇中の小説のタイトルとイコールだと思うんだけど、このタイトルがあるから最終章のインタビューだとか入れ子の構造が効いてくるはずなのにもったいないなーと思った。
監督が言うに
「(細かい所を)注意して観なくてはならない作品です」とのこと。
途中でその発言の意図になんとなく気付けたかなと。
「もしかして、これは···」という感じで。
自信は無いけど

2017年9月に映画館で鑑賞
映画祭にて。
故郷を離れた作家が名誉市民として表彰されるため故郷に戻る。この作家がクセあってな…他にもクセありキャラ出現、笑っちゃったが皮肉もしっかり、終盤の展開もなかなかだった。面白かったよ。
自身の作品を朗読している場面を観る限り、この主人公も幻想文学を描くようだ。この映画は風刺の効いたコメディではあるが、きっとボルヘスも祝福してくれるだろう。
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