こぅ

羊の木のこぅのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.8
吉田大八監督作品初鑑賞で、同名漫画の実写映画化の【サスペンス】。


富山県魚深市役所職員の月末(錦戸亮)は移住してきた男女6人(北村一輝、市川実日子、田中泯、他)の受け入れ担当になった。これは国家の過疎対策プロジェクトで、彼らは【曰く付きの6人】だった。

新住民6人が加わった事で穏やかな市が【不穏なムード】になり、ミスリード(5人は駒)も有るが、誰が⁈は予想出来ても、いつ⁈の緊迫ピークは中盤訪れる。
禁断【混ぜるな危険】を破る職員の愚行を機に事態は一気に悪い方向へと加速する。

脚本はIつに偏らず6人其々のエピソード、中には心あたたまるもの、恋もあり、としっかり描かれていて良い。

同級生、文(木村文乃)の掻き鳴らすギターリフが耳に残る。ギブソンも渋い。

探偵バーのレギュラー、安藤玉恵がここでも印象を残す。

月末の父を相手に【優香キス】がエロかった。


意表を突く結末(演出)には【唖然】とした。
これを監督の【敢えて】のファンタジックな狙いと捉えれば面白い。
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