「自分の道は自分で決めろ」
自分と全然違う世界を描いているようで、すべての人に通じるであろうテーマを持った映画でした。
全体的に薄味でゆったりとした進行でありながら、なんとなく引き寄せられるように見てしまうのは、キャラクターの魅力と美しい画面の出来によるものだと思われます。
最後には希望もあって、静かながらも何か熱いものが流れる映画でした。美しい色使いと画面構成、そしてそれにちゃんと意味を与えてくれる感情の動き。汚れを含めた美しさを持つ映画を見た気がします。
……途中で腹を下してトイレにかけこまなければ、よりいい映画だったろうと思います。（笑）
