残酷に美しく。
3つの時代を通してシャロンという男の成長を描く本作。自分の人生は自分で決めるもの。よく聞く言葉ではありますが、本作以上にこの言葉が心に響くものはないでしょう。
個人的な意見ですが、この3つのパートはいかにも『ゴッドファーザー』3部作のような流れだと感じました。「iii.Black」は特に登場人物達の懺悔、苦悩が描かれています。
照明やカメラワークなどの映像表現に関しては芸術という枠を超えるほど美しいものです。
白いものが美しい時代は終わった。
月の光は黒を青に変えてくれるように、これからは多様性が必要です。