青いむーみん

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章の青いむーみんのレビュー・感想・評価

3.5
 だんだん目がコスプレ慣れしてくるということが新たな発見だった。それを差し引いても虹村兄弟は素晴らしかったんじゃないだろうか。二人ともいいんだけど特に真剣佑の億泰はもうまんまその人じゃんか。話し方とか立ち振舞なんかイメージ通りでもうこの人以上はいないと思わせてくれた。いやいや、形兆も全く文句はないんだけど億泰が良すぎてちょっと霞んでしまった。しかししかし、バッドカンパニーの再現は興奮したしちょっと感動。アンジェロに山田孝之はちょっともったいない気がする。伊勢谷友介がもっと若いうちにジョジョの話があれば是非とも3部をやってほしかったんだけどちょっと年を取りすぎてしまった。山岸由花子を小松菜奈というのも当たりだし、基本的にキャスティングは間違っていないと思う。しかし!主役山崎賢人は身長が小さく、肉体の分厚さもなく、下手したら康一と大差ない。他の役者があれほど役に寄せる努力をしているにも関わらず、主役がこれではどうにもこうにも…。映画全体の評価が落ちるポイントが主役というのは残念すぎる。第二章以降では岸辺露伴、吉良吉影とまだまだより濃いキャラが登場するだろうがこのキャスティングは恐らく外さないだろう。とするとやはり主役の彼がまた足をひっぱるのだろうか。
 コスプレすぎて笑っちゃうというのはまぁあるだろうけど、原作のジョジョも変な世界観だし、変なジョークもあったり、決してシビアなだけの世界観ではないので特にそれを不快の思うようなものでもなかった。まぁとにかく、虹村真剣佑を見逃す手はないぞ。