このレビューはネタバレを含みます
ハリウッド在住のオタク男子が、隠された様々な暗号を解き明かして、煌びやかなハリウッドの闇に迫っていく話。
主人公の前に現れた女性が失踪して、行方を追うという導入なのだけど、中盤は陰謀論のオムニバスのような展開になるのが面白い。
特に、これまで売れた曲は大体俺が作ってると豪語するゴーストライターのおっさんが出てくるところがお気に入り。
最後はちゃんと失踪したヒロインも見つけるのだけど、大金持ちと一緒に半年間同じ空間で過ごして死ぬという決断をしていたという何とも言えないラスト。
舞台や全体の作りが「マルホランド・ドライブ」っぽいなぁと思ったら、ちょいちょい引き合いに出されていたな。
何となく癖になりそうな映画だなぁと思ったが、監督が「イット・フォローズ」の人と知って納得した。