まりも

アンダー・ザ・シルバーレイクのまりものレビュー・感想・評価

3.2
最初はおもしろくてわくわくもした。こんな感じのアンドリュー・ガーフィールドは初めて見たし。

リンチ風味な雰囲気から、自分はツイン・ピークスのローラを求めてしまったのかもしれない。真ん中辺りからは正体不明のイライラ感。

謎は謎でいいんだけれど、、理解できないことは大好きなのですが、、
わたしは解説が必要な映画ってあんまり好きじゃなくて。誰かの解説や監督の意図なんかはどうでもいいし、謎解きやオマージュがどうとか答え合わせをして誰かの頭の中の解釈を自分のものだとすり替えたくない。映画単体をその時の自分で観て感じたい。もちろん自分に知識がなくて、わからない映画はたくさんあるし、これももしかしたら自分が何かしら変わった頃に見直せばちがう風に観ることができるのかもしれないけれど。

リンチ作品では、ほんとに意味不明でわけわからなくても映画の中に言葉にできない何か巨大な存在がいるって圧倒的に感じられて、それは監督が頭の中だけで作ったものではなく、この世界にそれが確実に在って、それが何なのかわけわからんのにそれを目の当たりに見せられたー!って実感があるのだけれど、これにはそれが感じられなかったし、かなり思わせぶりだけれど案外ふつうな方に行くのね…と、今の自分にはちっちゃく感じてしまった。印象的な映像はたくさんあるのですが。

フクロウ猫コミックは読んでみたいな。
まりも

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