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おとなの恋の測り方のkahoのレビュー・感想・評価

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
3.6
邦題で想像していた印象と違って、誠実な反省のあるお話だった。

秘書の「これじゃナチスと同じ」って表現は誇張でもなんでもないよね。違いを排斥して“普通”しか認めない姿勢は、積極的に自覚して改めていかないといけないな。
(そう言う秘書が彼をあからさまに子ども扱いしていたのはそれはそれで気になるけど)

「障害は、障害をもつ個人でなく、それを想定しない社会の側にある」というのは常に語られるものだけど、その社会の形成には、制度や設備だけでなく人々の心・思想も大いに寄与していることを思い出した。
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