ロビン

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のロビンのレビュー・感想・評価

4.0
素晴らしいドキュメンタリー作品。
とにかくセルゲイの踊りは、本当に一瞬空中で止まって見えるぐらい素晴らしく優雅で、他のダンサーとは次元が違う。
バレエの舞台は何度か観に行ったことがあるけれど、改めてバレエダンサーは超越的な体力が必要でアーティスティックな舞台俳優だと痛感した。 
自分の精神/体力を疲弊しきってでもその作品に身を捧げていく。。
その姿は神々しく美しい!

そしてまかさの、オープニングでかかるねブラック・サバスの「アイアンマン」!

ロイヤル・バレエスクールに子供を入学させるために親や家族が何とかお金を捻出しようとする姿は、映画「リトル・ダンサー」のビリー・エリオットと被る。

父親が「俺はただ金を送ってただけだ」と言って後悔していたがあなたが国を離れ、家族の元を離れて出稼ぎしたお金がなかったら、バレエ界での彼の存在は無かったかもしれないのだから、自分がした行為をもっと誇ってもいいのにと思った。

最後セルゲイは、色々なプレッシャーや束縛から解放されて心の底から楽しんで踊れるようになって良かったと感じた。
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