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ブルー・ジェイのdojiのネタバレレビュー・内容・結末

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ラストでマーク・デュプラスが感情を爆発させるシーンで、想像を超えるほど女々しく、情けないのがすごくいい。たしかに、あんなことがあったら駄々をこねるような声を出してぼくも泣いてましうんだろうなと思った。話としては男の情けない感傷に浸る定番の筋なのだけれど、そのありきたりさに向き合うような姿勢も感じる。とはいえ結婚している元彼女が少し塞ぎ込んでいて抗不安剤を飲んでいて…みたいな弱さをみせる描写は少し男のファンタジーなのではと思った。現実はもっとプラクティカルで、既婚者、元彼氏、以上。なのだろうなとか、そんなことを感じたりもした。それも込みの情けなさを描いているのかもしれないけれど。
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