黒羊

廿日鼠と人間の黒羊のレビュー・感想・評価

廿日鼠と人間(1939年製作の映画)
4.8
「廿日鼠と人間」

以前働いていた会社の後輩はよく俺にいい映画はないかと聞いてきた。
何作か紹介したら喜んでいて、漫画しか読まない自分としては凄いと思うーとか言うから、映画とか娯楽なんやから漫画と同じやで?凄いもクソもないわーと話した。

そいつからクイーンの映画は行くんですか?と言われたのでクイーンの曲は知らんし好きじゃない。クイーン好きの友達も「映画?本人ちゃうんやろ?クイーン好きなら本人達のライブDVD観るんちゃう?」と。
いやごもっともなんやけど、クイーンも漫画も、知らないと読めない観れない訳じゃないからなぁ〜映画も漫画も新規に支えられてるもんやし。

俺がHIPHOPの人の映画観た事、満足した事は…まぁ俺が「彼らの時代を知ってて、彼らの音楽を聴いていたから」なんよね。
新規も大切やけど、新規じゃないからこそ、聴きまくってアルバム買いまくった人にだけ分かる、クる気持ちがあるのは確か。

古典の名作を人に勧める時、映画を知っていないと、観慣れていないと分からない馴染めない映画は確かにあるが、勧めた人にも「古い映画知らなくても観れます?」なんて言われたりするが、本質はそこじゃないんよねぇ。
昔の映画の独特なテンポや演出は確かに慣れないと途中でダレるらしいけど、何度も勧めたこの「廿日鼠と人間」。後輩は観て良かったと言ってたなぁ。

モノクロで、音声も今の映画とは違って汚いけど、この映画のテーマは…素晴らしい。素晴らしいと言っていいものなのかとは思うが。

人間…これが人間を描いている映画よなぁ〜色々と覚えてない所もあったけど、やっぱ考えさせられる映画やわ。

古典名作に挙げられる一作。
レンタル屋にはあまり置いてないかもしれんが未見の方は一度は観て欲しい。二度と観たくないと思うかもしれんけど。おすすめです。

そう考えると…漫画界の偉人が描いた漫画は、絵は古いかもしれんけど、やっぱテーマとか脚本は凄いんよなぁ。火の鳥読んだ時は衝撃やったもんなぁ。

久しぶりに観たい映画…次は惑星ソラリスにしよう。