『モンスター』の時以上に大増量したシャーリーズ・セロン。ジョギングシーンでのお腹の肉、揺れ方が凄かった。この人の肉体改造もハンパない。
女性が観るべき映画なのかと思ってたら全然違った。これは父親になろうとしてる男性、父親になった男性こそ観なければならない。
自分自身、仕事が多忙で育児に協力できなかった時期があった。
子供たちが健やかに成長し、昔を振り返る際に、どうしても嫁一人だけ大変な思いをさせてた事が心に引っ掛かってしまう。
つい最近、そのことを嫁に謝罪したばかり。嫁は「あの頃は忙しかったから仕方ないよ」と言ってはくれるが、その優しさに都合良く甘えてしまってたのは事実。
そんな事があったばかりで今作を鑑賞したものだから、登場する旦那の振る舞いを眺めながら自分の反省会のような心境になってしまい、心が痛かった。
(さすがに自分は睡眠不足の妻のすぐ横でテレビゲームに熱中するような真似はしていないが)
そしてオチ。観る人によって印象は違うだろう。自分はトドメを刺されたような心持ちになり、涙が止まらなくなってしまった。
女性は出産をする。男性には決して出来ない事。我々男性は女性に感謝してもしきれないのだ、ということを世の男たちは今一度自覚しなければならない。
でも、育児は女性一人が担うものではない。男性が出来る事は沢山ある。
最近は子供たちと共に、家事を少しでも多く手伝うよう心掛けている。