Qちゃん

運命のボタンのQちゃんのレビュー・感想・評価

運命のボタン(2009年製作の映画)
2.9
こういうサスペンスもあるんや。人々の、利己的欲望の充足の追求に対して、他人に対する圧倒的な無関心と配慮の無さ。それが地球というハコの中でもたらしている悲劇と、やがて来る破滅。サルトルの「出口なし」を持ち出して、哲学的なテーマと雰囲気で、ただバタバタ人が死ぬサスペンスより興味深かった。が、哲学的にしようとして失敗してる感は否めない。。面白いのは前半まで。。

宇宙とかFBIとかCIAとかネタになるのは陳腐だが、このテーマでファンタジーっぽくなくやろうとしたらこうなっちゃうんだろうということで。

キャメロンディアスは愛嬌ある感じするから、地味な役だけどまあよかったんじゃないか?
Qちゃん

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