おたしん

僕とカミンスキーの旅のおたしんのレビュー・感想・評価

僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)
3.0
ヴォルフガング監督とダニエルブリュール主演ってことで『グッバイ、レーニン』のタッグ再びでした。
なんとなく雰囲気思い出せた。

実在してるかのような設定が『ギター弾きの恋』みたいで面白かったけどちょっと長く感じちゃったかな。
芸術的ってのもあって笑いも少し難しい。

だいぶ自分勝手な伝記作家だと思いながらもカミンスキーと過ごすにつれてだんだん考え方が変わっていくのがいいね。
正直うまくいかなかったりするとこ気持ちよかったし原稿ごと盗まれたときはスカッとすらしたけどw
お金に目がないだけじゃ上手くいかんよ。

終盤のお宅訪問カオスだったな。
カミンスキーおじいがとてもまともに見えちゃった。
何だか切ないけど。
まあ娘も大変なの分かるけど結構やらかしてるのね。
手紙の件は悲しいよ!

それでもラストは知らぬ間に芽生えていた友情にちょっぴり感動。
ゼバスティアンが原稿や音声データを捨てて思い出の写真たちは残そうと判断したところ好き。
何より名指しのサインがほっこりでした。

裸のおばあがポーズをとって若い女性になり絵に変化するシーン印象的です。
そしてカミンスキーが本当に見えていたものって…?
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