僕とカミンスキーの旅の作品情報・感想・評価

僕とカミンスキーの旅2015年製作の映画)

Ich und Kaminski

上映日:2017年04月29日

製作国:

上映時間:123分

3.5

あらすじ

金と名声ほしさに芸術家の伝記を書こうと思い立った無名の美術評論家ゼバスティアンはスイスの山奥で隠遁生活を送る画家カミンスキーを訪ねる。彼はマティスの最後の弟子でピカソの友人、ポップアート隆盛の60 年代NY で “盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的な人物だ。ゼバスティアンは新事実を暴く為、年老いたカミンスキーを言葉巧みに自宅から誘い出し若き日に愛した女性のもとへ連れて行こうとする。しかしトラブ…

金と名声ほしさに芸術家の伝記を書こうと思い立った無名の美術評論家ゼバスティアンはスイスの山奥で隠遁生活を送る画家カミンスキーを訪ねる。彼はマティスの最後の弟子でピカソの友人、ポップアート隆盛の60 年代NY で “盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的な人物だ。ゼバスティアンは新事実を暴く為、年老いたカミンスキーを言葉巧みに自宅から誘い出し若き日に愛した女性のもとへ連れて行こうとする。しかしトラブル続きの旅はいつしか奇妙な方角にねじれ、思いがけない終着点に向かっていくのだった……。

「僕とカミンスキーの旅」に投稿された感想・評価

Jasminne

Jasminneの感想・評価

3.6
実在しないカミンスキーという天才画家が存在しているかのように見せる上手い作品。
金もなく無名の美術評論家(ライター)が出演しているテレビのシーンなんて秀逸。本物に見える。
シーンが絵に変わるところもすごく自然で、むかしモデルをしていた高齢の女性の絵に変換するところもすごく自然。「SHERLOCK」のモーフィングと同じくらい自然。
あんなにお人好しじゃ金も稼げないし有名にもなれないよ。そんな人がいてもいいか。
スマホが出る前の時期が舞台なので持ち物にも注目。あのデジカメなんて今じゃもはやヴィンテージだよ。
ひろし

ひろしの感想・評価

3.0
なかなかいい感じの展開で面白かった、芸術家のセンスもいいし出てくる車やインテリアも良かった。
芸術家はわがままなんですよ。

段取りの時間に、30分創作のための材料を持った職員の到着が遅れれば、もう創作意欲が無くなっちゃうんですよ!!!

って、それは横尾忠則だよ!!!

。。。

横尾忠則だけじゃなくて、世界の芸術はわがままでしょ。
それはそうで、人々が右に行くなら、俺だけ左。海へ行くなら、俺だけ山。
人と違うことをやらなくちゃだしね。

この映画に出てくる芸術家、カミンスキー。盲目の世界的な画家。現在は隠居生活を送る彼はもはや伝説的な人物。

そんなカミンスキーを利用して金儲けしようとする物が現れた。売れない美術評論家のセバスティアン。彼はカミンスキーのまだ世間に知られてないエピソードを盛り込んだ伝記を書いて、それを出版社に大金で売り付けるつもりなのだ。

カミンスキーの知られざるエピソードを探すため、隠居してるカミンスキーの元を訪れるセバスティアン。しかし、カミンスキーの側にはかなり手強そうな彼の娘が付き添っていて。。。

ってお話。

架空の画家・カミンスキーを扱ったフェイクドキュメンタリー風でもあり、ドタバタコメディでもある。

よくわからないシュールなシーンが織り込まれていて、それが良いアクセントになっております。

ちょっと前にゴッホを扱ったアニメ作品がありましたが、あんな風にエピソードの合間合間に入る動く絵画も見所のひとつです!
WOWOW 録画鑑賞.
こういう画家がいたんだなあぐらいでした。豆腐を食べて、ヨガする男を見てみたかった。マネージャー的存在の娘は、レディー・ガガかっつーの!
87

87の感想・評価

3.4
旅が始まるまでダレるし、尺が長すぎたけど、旅が始まると一気に面白かった。キャラクターがみな愛おしい。旅は人生だな。これは、老いと忘却の教科書になる一本。
りーん

りーんの感想・評価

3.7
盲目の画家カミンスキーと、その伝記を書く作家の2人のロードムービー。
取材をしていくうちに、人生について教わっていく様子にほっこりしました。
心の声とかやりたい放題な脳内とか、ツェルナーのキャラクターが面白かった。エルケへの手紙は笑った。
時々いいことや見透かしたような言葉をくれるカミンスキー。海辺のシーンが好き。「よろしい」って、それだけで背中を押される気がする。
ダニエルさんのこんな役も楽しい。
「グッバイ、レーニン!」から12年後のタッグってすごい…!
エンドロールまで楽しめた!
実在の人物のような、リアルさ!
ドキュメンタリーのような序盤、上手いなぁと。
たまたまつけたテレビでやっていた。結果、自分で目星をつけた映画より面白い…!!!グッバイ、レーニン!の監督。

何が本当なの?これからどうなるの?と思っていたら、最後まで見てしまった。主人公がすき。
じゃん

じゃんの感想・評価

3.8
伝記作家と架空の芸術家とのロードムービー。
フェイクドキュメンタリー風で、絵を使った演出が凝っている。

始まってすぐに監督のセンスを感じる。良いね!
ヨーロッパ人にしてはカット割りも細かい。

録画だけは以前してまだ観ていない、グッバイレーニンの監督らしいので、今度観ないと。

主人公の境遇と同じように、冒頭から追い立てられるような、しかも少しコミカルな劇伴が本当に素晴らしい。

フィルマークスのクレジットの中に劇伴とカメラマンが無いのは酷く残念。改良して欲しいなあ。

ただ前半は主人公の性格が悪過ぎて、感情移入しづらい。

後半になってロードムービーらしく、段々と…

最後の終わり方やエンドロールのアートもほんと良い。

この監督は小技が効いてて良いなあ。好きかも。

画家のカミンスキー役のおじいちゃん俳優が渋く名演。
調べたらイェスパークリステンセン。
デンマーク人で007のスペクターにも出ててMr.ホワイト役。
あまり覚えてない(^_^;)

カミンスキー役はひょつとして、かなりの老け役で特殊メイクをしたのだろうか?

カラックス映画常連のドニラヴァンもちょい役で出ます。上手い。

ちなみにカミンスキーの元恋人役にチャップリンの娘、ジェラルディンチャップリン。上品な感じでした。
はま

はまの感想・評価

3.3
本当に旅だった(⌒▽⌒)

伝記を書くためにカミンスキーさんの家に行ったのに、二人して旅してる珍道中。

そんな笑う内容でもないんだけど、なんだか降りかかる不幸とか車内での混乱が妙に笑えてきて…
カミンスキーさんのボケ具合(?)(失礼)がいい感じに痛いとこ突いててよかったです。

あと絵!いいですね!

映画自体の演出も彼の作品を活かしてたり、アーティスティックな幕間がすごいオシャレで目を引きました。
あと普通にカミンスキーさんの自画像が好きです。かっこいい。


ダニエル・ブリュールが脳内でやりたい放題してるのはめっちゃ共感できたんですけど、多分同じこと考えてる人相当いっぱいいると思う←
私は上司を何回殴ったことか(脳内で)
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