妻がレイプされているのを目撃しても何も出来なかった男が、こっそりと犯人への復讐を考える話。そして、そんな微妙で不安定な関係にある夫婦の話。
夫婦の間にあるものって人それぞれだろうし、他人には理解できないこんな訳の分からん力関係のせめぎあいがあるのも分かるけど・・と思いながらも、私には最後の会話が分からなくて、結局二人がどう着地したん？ってなった。あと、夫の言うことに共感しなくもないんだけど、それでも言動にイラってなって主役の彼をどうしても好きにはなれない・・ということで個人的にはもやっとな作品だった。
あのボサノヴァの名曲にはあんな意味があったのか、切ないし深いっていう発見があったのと、植物の美しさをうまく不気味に不穏な感じに表現してるところだけ好き。
チノダリン目当てだったんだけど、彼の役も別にチノダリンじゃなくてもいいような役に思えたので、そこももやっと。
