kazata

リチャードの秘密のkazataのレビュー・感想・評価

リチャードの秘密(2012年製作の映画)
3.0
『ルーム』監督の過去作だし、主人公のリチャードは大好きな『シング・ストリート』主人公の兄貴(ジャック・レイナー)だし、物語的にも大好物な少年犯罪モノだし……ってことで鑑賞。

(思いがけずラグビー部設定っていうのもW杯後で"ラグビーロス"な身としては嬉しい限り)

(優秀なラガーマン設定なんだから、罪悪感に苛まれて"暴れちゃう"みたいな記号的なシーンよりも"筋トレ"させたりした方がグッとくるのに…)

それにしても、リチャードが結局のところ"いい奴"過ぎる!そのせいで物語展開も予想通りだし、描写も演出も優等生だから、映画全体の印象も"THE 真面目"!

(ってか、リチャードよりも同じ部員内で簡単に彼氏を乗り換えられちゃう女の子も最悪じゃない?)


自意識過剰で、「世の中は自分の思い通りだぜ!」と信じて疑わない男子中高生(メンタルのまま成長しちゃった大人も含む)に見せることで、彼らの"改心"こそを期待する──ような内容なんだけども、、、そもそもそういう奴らは(特に本作のような)映画なんて絶望的に見ないに決まってるんだな!
kazata

kazata