カオリ

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎のカオリのレビュー・感想・評価

3.2
一応私は空海さんファンなもので、気になりつつもスルーし続けておりました今作をようやく観てみました。
夢枕獏先生の原作も未読です。

ファンタジー映画だという認識しかありませんでして評判もよくなく期待せずに観たからか…いや面白かったですよ。名探偵・空海&白楽天!

そんな暇じゃないでしょうに…とか、史実が…とかって野暮なツッコミはもちろん無視前提で。フィクションファンタジーなお話として、普通に面白かったです。
空海に関する逸話じたい、ものすごくファンタジーなものが多く、そしてそこも含めて好きなのもので、むしろファンタジー向きな実在の人物なのではないかなぁと。
とはいえ、空海の才能を活かすようなお話というわけでもないので、空海ファンとしての満足度は皆無でしたけれども…空海である必要が全くないので…。
そう考えると、この時代に特に何の興味がなくとも楽しめるのか…しかしこの邦題では全く興味ない人は観ないか…。となると評価低いのも致し方ない。

空海さんと白楽天の探偵ゴッコという、ありえない設定の物語が観れたのは単純に楽しかったですが、
もっとも気になったのは動物たちの造形でした…急に縮尺おかしくなったりで、ちょっと雑だなぁと感じました。
だからやっぱり評価は微妙です。ファンタジーとして観ても雑っていう。

あとは原作面白そうだなぁと思って、珍しく読んでみようと思いました。
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