マッシモ

THE BATMAN-ザ・バットマンーのマッシモのレビュー・感想・評価

4.0
説明不要のダークヒーロー。新生バットマン。ダークナイトトリロジーより早10年。

ノーラン監督に挑戦すると豪語した一本。

新バットマンにはTENETでジョン・デヴィッド・ワシントンの相方ニールを演じたロバート・パティソンが起用し、また若さの残るヒーローを演じている。


【キャスト】
[ヒーロー]
ブルース・ウェイン(バットマン):ロバート・パティンソン
セリーナ・カイル(キャットウーマン):ゾーイ・クラヴィッツ
アルフレッド・ペニーワース:アンディ・サーキス

[ヴィラン]
エドワード・ナッシュトン(リドラー) :ポール・ダノ

[ゴッサム市警]
ジェームズ・ゴードン警部補:ジェフリー・ライト

[ゴッサムの悪い人達]
カーマイン・ファルコーネ:ジョン・タトゥーロ
オズワルド・“オズ”・コブルポット(ペンギン): コリン・ファレル

監督は、クローバー・フィールド、猿の惑星(新世紀と聖戦記)のマット・リーヴス氏。

【ストーリー】
ブルース・ウェインがバットマンとなり2年の月日が経ってた頃。ゴッサムシティの市長選を前に現職市長が何者かに殺された。市長の遺体の横にはバットマン宛のメッセージカードが添えられ、中には意味深なナゾナゾが描かれていた。

【総評】
暗くて重くて真にバットマンらしいバットマンが描かれているという印象。不殺の掟も忠実に守り…狂ったように己が信念で突き進む様は本当に見ていて心地よい。
DCEU版ではメカに頼らんと出力不足(いや、周りが人間じゃないので仕方ないですが)な姿しか拝めなかったため、闇から闇へスプラッタ映画のキラーみたいに移動しながら悪人をボコボコにしていく様は、見たかった姿そのものです。演じていたロバート・パティンソンに賞賛の言葉しか出ませんが、いい意味で緩急かなく最初から最後まで張り詰めた空気を切らさなかったのはシナリオもですが彼の演技の賜物な気がします。喜怒哀楽のうち、怒哀しか見せてない気がします。続編話がありそうですし、ペンギンもドラマありますし暫くは彼にバットマンを演じてほしいと素直に思いました。

【あとがき】
基本重苦しい雰囲気を貫く本作ですが、唯一爆笑したのはペンギン追い詰めた所でした。バレない程度にこの辺で。
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