Mariko

THE BATMAN-ザ・バットマンーのMarikoのレビュー・感想・評価

4.0
雰囲気とキャスティング・映像5点、ストーリーは3点でアベレイジ4点。

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 ネタバレ的なのアリ

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ダークナイト・トリロジーを作品としては絶大に評価しつつも、クリスチャン・ベイルに今ひとつしっくり来てない私としてはロバート・パティンソンは5億点キャスト(私的ザ・ベスト・オブ・ブルース・ウェインのマイケル・キートンに迫るか超える勢い)だったし、今回のキャストは誰ひとり文句ないんだけど、ストーリーがなあ、よく考えてみると薄めというか散らかり気味というか。

まあ、終盤で発煙筒を持って水の中を市民を先導する時の"The Batman awakening"とでもいうような姿を見られただけでも十分に価値があったし、カーチェイス後のひっくり返った車の中からペンギンの視界で見る逆さまバットマンは映像的に鳥肌が立つレベルだったし、そういう見所はそこここにあったんだけどね。

何より序盤から、ゴードンが事件の現場で周囲の反対も顧みずバットマンを伴わせるくだりで、いきなり「うわーこれ、レストラードとシャーロック(笑)!」と思ってしまったら、もうずっとマントとマスクつけてゴッサムシティに来た武闘派SHERLOCKにしか見えなくなっちゃって、そうなるとアルフレードがジョンの立ち位置に思えてくるし、何よりポール・ダノ演じるリドラーはもう完璧モリアーティ!!これがどうなのか未だに考えあぐねているのだけど、とにかくあんまり『ザ・バットマン』のストーリーに集中できなかった(笑)

あと、これはないだろと思ったのはキャットウーマン。これもキャスティングはよかったんだけど、バットマンとの関係性としてあそこまで押しまくるのはどうなのよに加えて、ラストの、ツーリング仲間の「また来週〜!」みたいな感じはいやちょっと待て!って。あれがラストだったのは結構不満。

…と文句ばっかり書いてるけど、ロバート・パティンソンのブルース・ウェインは相当気に入ったので、続投して欲しい💕
Mariko

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