てるる

最終ラウンド/ファイナル・ラウンドのてるるのレビュー・感想・評価

4.0
インド大映画祭2021②本目

これ東京国際映画祭で上映されてたんだ…。
観とけば良かったぁ!!!
あの頃はまだインド映画ハマってなかったからなぁ。
主演のマーダヴァンも来日してたとか。

そしてそのマーダヴァンて「きっと、うまくいく」のトリオで1番オタクみたいな役の人と聞いてビックリ!
顔といい体格といい改造レベルで違う!

主人公は昔のある出来事がきっかけで選手を諦め、コーチをしているプラブ。
飛ばされた地方で見つけたマディの才能に惚れ、彼女を世界選手権で夕食させようと奮闘するスポ根映画。

傑作だけど苦しすぎて2度と観られない女子ボクシング映画「ミリオンダラーベイビー」のような師弟関係も描く。

ミリオンダラーと同じく、中盤の胸糞度はなかなか。
しかもこれが実話ベースというのだから驚き。

最近芸能界でも話題の枕営業。
いや枕強要とも言える。
もはやそんなもん犯罪じゃん😠

それがスポーツ界でも横行してたのか。
いや、昔ほどではないけど今もどこかで現在進行形で起きてるんだろう。

そういう汚いクズどもへの強烈な一撃。
そして未だに男尊女卑が根強く残るインド社会人における女性の地位向上がテーマ。

とはいえ、きちんとスポーツエンタメとして魅せるところは魅せる。

途中でインド映画らしい急な恋心がぶち込まれたりもするけど、試合シーンも本格的。
特にタイトルにもなっている最終ラウンド。
序盤のセリフが伏線になってるのも良かった。

ヒロインのマディは実際のキックボクサーで、これが初演技なんだとか。
良い意味で女優ぽくない感じが良かった。
てるる

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