あなた自身とあなたのことの作品情報・感想・評価

あなた自身とあなたのこと2016年製作の映画)

당신 자신과 당신의 것/Yourself and Yours

製作国:

上映時間:86分

4.0

「あなた自身とあなたのこと」に投稿された感想・評価

nicoden

nicodenの感想・評価

3.9
設定が明確に明かされないまま、ファンタジーを含んでいながら、ホンサンス映画であるのがいい。
イ・ユヨンさん小悪魔感半端ないが、めちゃめちゃキュートで男なら絶対惚れるタイプ。ホン・サンスのシリーズで1番キュートかも、でも彼女だったとしたら、いろいろ傷つきそう…
なすび

なすびの感想・評価

5.0
でもこれは女の人の本望というか、私を知った気にならないでよ、全部決めつけないでよ、私はいつも新しくてあなたの知らない人間なんだからということなのかもしれない。それにしても主人公がいつでも可愛いらしくて全て持っていかれる

今日は変な時間に寝ていて変な時間に起きて変な時間にごはんを食べにきた。頭が空っぽになってしまってぼーとする、こういう時部屋が散らかっていて、どこから片付けたらいいかわからなくていやになる。頭の片隅がずきずきする、大事なことを忘れないようにがんばって覚えている。店の奥からありえないくらい大きい笑い声が聞こえてきてすこしやめてほしい。はやく全部すませて自由になりたい。モチモチ、もちもち、餅餅…
aiueo

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5.0
東京国際映画祭にて。君の名は。と二本立てで鑑賞したい。あちらは並行世界がこの世界の根拠になるのに対し、こちらは並行世界など信じない。ただもう一度やり直すのみ。ホン・サンス最高傑作。日本公開して欲しい。
2年前のTIFF以来の外国版DVDで鑑賞。
字幕わけわかんないけど相変わらず映像が気持ちいい。
このプロットどうやって作り上げてんだろ。登場人物みんな拗らせまくってて複雑だけど行き着く先の最後のメッセージはとても単純なのがなんかめっちゃ面白いし、これは理由なく好きなヤツです。
ホン・サンス大好き。
yuria

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5.0
わたしは幻なの あなたの夢の中にいるのってまるでYUKIが歌うみたいに、相変わらずホン・サンスのイマジネーションの中に住む女性が、男性の頭の中にヴィーナスとなって現れては消えて消えては現れてを繰り返し、神話のような愛の女神と化して尻尾を追いかけさせる。だけど本当は愛の女神も幻なんかでいたくないんだよ。現実の腕に抱かれるために生まれ変わっては泣いて、笑っているんです。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.4
【ホンサンス初挑戦】
実は人生初ホンサンスです!
人生初ホンサンスはあまりにぶっ飛んだ世界観とロマンチックさに衝撃を受けた。

あるカップルが別れる。
男は彼女のことが忘れられず再会するが、彼女は「覚えていない」と言うのだ。

あれっと思われた方もいるかもしれないが、
「君の名は。」ソックリなのである。
好きな人、知り合いに声かけたら、
「あんたなんか知らん」と言われる地獄。

それでも、最初からでも恋愛をやり直そうとする男の会話劇がこうもユーモラスで応援したくなるとは!

初ホンサンスでこれはなかなか貴重な体験でした。
糸くず

糸くずの感想・評価

3.5
第29回東京国際映画祭にて。

わたしには、どう考えても「いつものアレ」以上の何かには思えず、何一つ笑えなかったのだが、なぜか激賞している人が多く、大変困惑している。

どう見ても「その人自身」でありながらも、「わたしはちがう」と言い張るミンジョン(イ・ユヨン)によって引き起こされる、本当か嘘か見分けのつかない混乱した不条理の世界には、ある種の人々をドキッとさせる何かがあるのか? ピンポンを自分で押したがる友人、マネキンを直す店員、突然の耳鳴り。意味のない細部は、どこまでも意味のない細部に過ぎないと思う。むしろ、何気ない細部にその人の生が宿ってしまう(ように思える)ことのほうがずっと面白いのではないか。

ただ、わたしの中で「韓国の黒木華」の異名を持つイ・ユヨンのエロさが存分に引き出されている点だけは評価したい。

ホン・サンス自体は好きでも嫌いでもないのだけど(『アバンチュールはパリで』と『次の朝は他人』は好き)、ゴダールだのロメールだのファスビンダーだのジャック・ロジェだのを観ている人間ばかりがホン・サンスの映画を観て悦に入っているっぽいので、そういうのとはあまり関わりたくないのが正直なところである。
Kosei

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3.9
東京国際映画祭2016 @ TOHOシネマズ六本木

昨年の『今は正しくあの時は間違い』がもうめっちゃくちゃ好きだったから、ラインナップが発表されてから絶対に観ようと決めていた一本。
蓋をあけてみると、相変わらずのホン・サンス。
よく食べ、よく飲み、よく語る。酒を介して、すれ違いを繰り返しながらズレていく男と女。その反復にふわふわ夢見心地でした。
「私って男好きする女みたい」と自信たっぷりに言ってみせるミンジョンは、あざとさがいちいち目に余るけれど、自分も劇中の男たち同様に手玉に取られてしまいそうだった。女ってずるい。
nagashing

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3.5
彼女(たち)はやはり同一人物だったのかもしれないし、あるいはほんとうにすべて別人だったのかもしれない。そのような不条理な揺らぎの中で翻弄されることは不当にすら思える。しかし、恋愛関係とは時に不当になりうるし、恋愛感情とはつねに不条理だ。超現実的な物語は恋愛における不条理のメタファーにすぎない。
この比喩としての荒唐無稽さは、同じ人間とやり直すことと、べつの人間とつき合うこととをラディカルに重ねてしまう。だが、恋愛において前者はけっして停滞を意味せず、時に後者とおなじように人に成長をもたらす。繰り返すことと次に進むことは変わらない。この監督おきまりの「反復」というスタイルに「前進」という矛盾した意味を込めることによる、あまりにもアクロバティックな肯定。
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