あなた自身とあなたのことの作品情報・感想・評価

あなた自身とあなたのこと2016年製作の映画)

당신 자신과 당신의 것/Yourself and Yours

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

4.1

あらすじ

「あなた自身とあなたのこと」に投稿された感想・評価

現実にいたらゾッとするような悪女がホンサンス映画では無邪気な女の子に見えてしまう。嘘を嘘だと思っていないようなあまりの率直さに逆に正直に見える。これくらいあっけらかんと身勝手に生きたい。その結果苦しんでアル中になりたい。
イワシ

イワシの感想・評価

3.8
86分。人間関係をリセットするために初対面の振りを繰り返すイ・ユヨンの処世術が決定的に空転し、みずからの空虚さが曝け出される滑稽な場面の痛ましさ。それを更に180°転回させ、奇跡のような救いをもたらす。嘘っぱちを嘘っぱちで終わらせないホン・サンス。
ミク

ミクの感想・評価

4.0
鳩や蝋燭、人以外のカットも強烈。若気の至りで拳で開けた穴の下り。偶然と混乱。ベッドでスイカは爽やか。
sasha2022

sasha2022の感想・評価

4.4
結局皆んな他人に自分の理想を投影してる。自分を知り、相手を知ることすらままならないまま。泥酔豹変女の謎👩酒を断つか別れるか。繊細かつリアルに忠実な上級のブラックコメディ✨このミンジョン、男を馬鹿にしてるのがめっちゃ伝わる🫢とりあえずダルイから"双子の姉です"は最高。可愛いといわれて間に受けるおっさん。彼氏の被害妄想がキツめ。年寄りと純粋な男性を弄ぶ魔性っぷりが清々しかった。
彼氏:
"お前から感じられることが真実だ。すべては噂に過ぎない"
ミンジョン:
"まともな男に出会ったことないんです"
遊

遊の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

これは思索が捗るめちゃくちゃ嬉しい映画

「自己同一性」についての映画だと思った、それはみんな思ってるか

昨日の自分と今日の自分が全く同じ人間である保証はない(ある事柄に対して持つ意見や考え方が変化してるとか、好きな食べ物の1位が違うみたいなレベルで)のに、周りからは昨日と今日の自分を「同じ人間」であるという前提で接されること、それは積み重なって、「去年の自分」と「今日の自分」も「同じ人間」と見なされること、
そう考えたら「自己同一性」なんて存在しないだろ、というツッコミを体現するのがこの映画のミンジョン

過去の自分と全く違う人間になっているミンジョンが周りになじられるシーンが何度かある、見てるうちにだんだんと周りの人間が「彼女の人格を(過去に一回会っただけなのに)決めつけているだけ」に見えてくる

そういう「自己同一性の幻想」を全部取り払ったうえで、毎日コロコロ変わっていく自分を受け入れたうえで、それでも「自分自身」=「魂」というものが存在するのではないか、むしろそうやって生きて初めて自分の「自分自身」の部分に触れられる、「自分自身」を知ることができるのではないか
だからミンジョンは毎日別人になりかわっていっても、過去に愛した男性に再び惹かれたのではないか?
「魂が合っている」ということ、
「真実の愛」というキーワードも映画中に出ていたな

ホンサンスまだ2作目だけどめちゃくちゃ気になる
「次の朝は他人」「よく知りもしないくせに」とかタイトルからモロ世界観丸出しじゃん(と勝手に解釈している)
べん

べんの感想・評価

3.0
「初対面」に発生する敬語でのやりとりに端を発する、ベッドの置かれた男の部屋、本を開いて伏せ置く喫茶店、女の家の前での道路へのパンなどにおける差異と反復の軽やかさ。小川を歩く女における男との高低差、怪我をした男の左脚へのズーム、時間の経過とも妄想へのシームレスな移行ともとれるズームした蝋燭のオーヴァーラップ!何より緑色の配置が本作でも堪らなく良い。
何度か見直して映画を解体して理解したが、これもまた、孤独をごまかすために嘘と虚構で己の人生を着飾る、どうしようもなく寂しい女性を描いた映画だった。ホン・サンスが描く「こうなれば良いのに」的な夢、幻影のくだり、男性は夢と現実を分けたうえで楽観的だが、女性はその夢に現実が侵食されているから深刻で、だからこそその「狂いつつある姿」にグッときたりもする。
そして、毎回ホン・サンスは自分の話しかしていないと俺は思っているので、本作もこの時期のホン・サンスのリアルが色濃く反映されているのではないかと邪推している。死にそうな母親についての会話からはじまり、お互い諸々失敗した過去の関係性をすべてリセットして愛し合おうと、ありのままの君を受け入れるし、一生を君への愛に捧げたいんだとおそらく不倫中だったキム・ミニへの(ずいぶん勝手な)ラブコール。だからこそホン・サンスにしては珍しくハッピーエンドな閉じ方をしているのではないかと。ヤバい作家ですね。自分の人生をさりげなく表現(芸術)に切り売りしていく、繊細でありながら図太い、この気持ち悪さと覚悟が優れた表現者の証。
なっ

なっの感想・評価

4.0
ミョンジョンかそうでないかより、今目の前にいる人が大事ってこと?

ミンジョンが男の部屋から出て行く時の、ミンジョンの顔から男の顔への上から下に移動するフォーカスがよかった

音楽の挿入のタイミングがシュール
Y

Yの感想・評価

-
ミンジョンがかわいすぎた。水の中を普通に歩いてるところで、好き!って思った。

ホン・サンスの映画のなかでは特段、物語がちゃんとあって、おもしろかった。続きが気になるって感覚はあまりないから新鮮だった。

今までずっと『正しい日 間違えた日』が1番だったけど、今日からはこの映画が1番好きなホン・サンス映画になった。

これまで見たものは、恋愛を扱った会話劇って感じのイメージだったけど、この映画は、ちゃんと恋愛映画だった。恋愛映画として、めちゃくちゃ惹かれた。

ミンジョンの生き方、それを受け入れる恋人の姿、それら全てがとても魅力的で、自分もこうあれたらと思った。
まずは、スイカ嫌いを克服するところから始めたい。
yuuu

yuuuの感想・評価

4.1
ホン・サンス ワールド!

お酒は焼酎5本とビール2杯まで。


現実は私たちが思うよりもずっとファンタジーである。逆も然り。




「すごくきれいだ。きみがきみであることが。」・・・
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