2019年 126本目
黒人の彼氏が白人の彼女の家に挨拶に行くお話。そういや「招かれざる客」って傑作があったな〜、なになに？今作はホラー、スリラーのジャンルなの？何で？感動出来ないの？くらいの知識で観ました。
なる程、これは未だアメリカに根強く残る人種差別を皮肉った映画だな、この皮肉がホラーって事だな！あはは！開始10分でオチまで見切ったぞ！ラストには人種差別反対〜！でプラカード掲げて問題提起だな！
と、「あはは！開始すぐにオチまで見切ったぞオジサン」の誕生です。そして見事にオジサンの予想は裏切られていきます、良いですねこの展開、かなり好き。
しかし、出演者が全員不気味。よくこんな不気味な演技出来ますよね皆さん。チャウ・シンチーの映画の出演者みたいに特別顔が変な人らばかり集めた訳でもないのに全員不気味演技特別賞受賞ですよ。
この手の映画(ホラーってジャンル)ですと主人公は最後助かりませんでした〜、どんよりなオチですよ〜ってAパターンと、主人公が何とか敵を倒して洋館から脱出だ！スカッとオチですよ〜！のBパターンのどちらかになるかと思いますが、本作のオチは、AもBもどちらも見たくなる感じでした。
主人公の唯一の親友がめちゃくちゃ呑気な奴で、作品の中の唯一の清涼剤なのですが清涼剤舐めたらあきませんね、彼の出るシーンがコメディぽい事でメリハリついて最後まで飽きずに楽しめました。
